TourBox LiteをLightroom Classicで使ってみた!

機材レビュー

AmazonのブラックフライデーでTourBoxシリーズが安くなっていたため、ちょっと試しに、と思い一番安価なTourBox Liteを購入してみました。
Lightroom Classic向けに、超便利なプラグイン「ダイナミックパネル」も追加されたということで、期待でいっぱいでした。

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結論

上位機種のTourBox Elite、TourBox Elite Plusの方がいい。

使用してみて、左手デバイスはたしかに便利なところはありましたが、Lightroom Classicならではの課題もあり、これTourBox EliteElite Plusの方が良かったんじゃないかな~というところが多々ありました。

Eliteのほうが良かったと思った理由

ボタンの数が少ない

私がLightroomで写真を編集するときは、同日に撮影した複数の写真を次々と切り替えながら、選別をしたり、現像したりしています。
Photoshopなど編集だけに特化したソフトウェアとは違って、Lightroomでは「写真を次々と切り替える」という操作が必要でした。
ただでさえ、ToureBox Liteはボタン数が少ないのに、写真を次々と切り替える、という操作をどうするかで悩みました。
とりあえず、C1に割り当てていますが、ちょっと押しにくいです。
TourBox EliteElite PlusNEOにある、「十字キー」があったらもっと便利だったかもな、と思いました。

TourBox Liteの操作ボタン(TourBox コンソール画面より引用)
TourBox Eliteの操作ボタン(TourBox 公式サイト(https://www.tourboxtech.com/jp/)より引用)

ダイナミックパネルを開くために1ボタン消費する

アップデートによってLightroom Classicで使える、「ダイナミックパネル」が追加されました。
これは非常に便利なので、私もレイアウトをカスタマイズしながら使ってみています。

ダイナミックパネルがあることで、Lightroomの編集画面からパネルだけ切り離して使えて便利です。
スクロール(縦のダイヤル)で各項目を選ぶか各項目をマウスポインタに当てながら、TourBoxのダイヤルを回すことで各値の調整ができます。

スクロール(縦のダイヤル)で項目を選ぶ方法でやろうとしましたが、次でも説明する「各ダイヤルにクリック感がない」ために非常に難しいので、私はマウスポインタで触れながらノブ(真ん中のダイヤル)を回して調整する方法を使っています。

しかしながら、このダイナミックパネルは常に表示されているわけではなく、TourBoxでボタンを1つ割り当てて、何かアクションをしないと使えないみたい。
ただでさえ、TourBox Liteはボタン数が少ないのに、ダイナミックパネルを開くためにボタン操作を1つ消費してしまうので、Lightroomに対して操作できるボタンが減ってしまいます。

各ダイヤル(スクロール、ノブ)にクリック感がない

これは触ってみるまで知らなかったのですが、回転系の操作にクリック感(カチ、カチ、というような感触)が無いのが残念でした。
Lightroomでの編集は調整量を示す数値も目安にしているため、「1操作でどれくらいずれたか」という感覚フィードバックがあったら良かったな、と思いました。

この、クリック感みたいな感覚フィードバックはやはり需要があるみたいで、TourBox EliteElite Plusでは設定ができるようです。

TourBox 公式サイト(https://www.tourboxtech.com/jp/)より引用

色味の調整とか、角度の調整であれば感覚は無くてもよいのですが、スクロールで項目を選んだりするときは、「1回だけ、1プッシュ分だけ」操作したいこともあるので、感覚フィードバックがあれば良かったなあ、と思いました。

ダブルクリックが上手くいかない

ボタン数が少ないことを補うために、ダブルクリックを多用しようとしましたが、これがなんとも上手くいきません。助けてくれ。

それでも良かったところ

写真を見ながら調整ができる

写真をみながら手元の操作で各項目が調整できるので、写真の色味に集中することができました。

調整量をマウスで操作するよりも微調整がしやすい

マウスで、露光量など色味の調整を行うのは、かなりしんどいです。
写真数枚ならいいですが、1日に何百枚も撮影し、編集することもあるのでなかなか大変です。
その点、TourBoxを使えば、マウスをそれぞれの項目に当てたままで調整量をノブで回すことができるため、微調整がやりやすいです。

調整量をキーボードで操作するよりも左手が圧倒的に楽

私はマウスで微妙な色味調整をするのが難しいと感じているので、いままでマウスで色味調整はしていませんでした。
マウスで各項目を触りながら、キーボードの矢印キーで調整することがほとんどでした。

マウスは右手操作なので右側にあり、キーボードの矢印キーもキーボード右側にあるので、常に身体をひねっていて結構、窮屈な姿勢になっていました。

右手はマウス、左手では常に矢印キーを連打している姿勢になるので、長時間画像編集をしていると左手が疲れていました。

TourBoxを使ってからは左手が身体の左側にくるため、本来の正しい姿勢になり、身体がとっても楽になりました。

まとめ

Lightroomは写真編集だけではなく写真管理機能もあるため、選別したり、短時間で複数の写真を編集するなど、ちょっと特殊なソフトだと思います。

価格に釣られてちょっと試しに、ということでTourBox Liteを買ってみましたが、Lightroomで使うにはボタンの数が少ないと感じました。

また、Lightroomでは、数値を基準とした調整量もあるため、ダイヤルを回したときのクリック感、感覚フィードバック(カチ、カチ、みたいな)感覚があったら良かったと感じました。

ボタン数の課題と、クリック感(感覚フィードバック)の課題を解決できるのが、TourBox EliteElite Plusとしてちゃんとあるため、最初からこっちを買っておけば良かったかも、と思いました。
(実際に、EliteやElite Plusを触ってないので断言はできませんが・・・)

TourBox Liteでも慣れれば編集の時の姿勢は楽になるので、今後も使ってみて、余裕ができたらEliteElite Plusへの乗り換えを検討したいと思います。


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